身体と心の補液

慢性腎不全のため、かりんは慢性的な脱水状態にあります。
できるだけ、口から水分をとらせるようにはしていますが
身体に水分を保持することができないため、それにも限度があります。

そこで、今年になってから週に一度、皮下補液をしてもらっています。
かりんの身体のために、また、母さんがより安心していられるように。

皮下補液をしてもらう約15分ほどの間。
母さんはかりんに付き添いながら、そばで見守っていてくださる婦長さんと
かりんのことに限らず、あれこれお話しするのが楽しみとなっています。
そして、時に、ドクターがその話の輪に入ってくださいます。

皮下補液をした日は身体が楽になるのか、日中かりんはとてもよく寝てくれます。
そして、母さんも補液をしたかのように、心が楽になるのです。

てんかん発作

座薬を処方してもらったその日、とりあえず今夜は様子を見ようと
薬は使わず、かりんを寝させることにしました。

しかし、いつものように夜中に愚図り出し、鳴き始めました。
その状態が数分続いた後、急に動きが止まり鳴き声が途絶えました。
「やっと治まった…」と、ホッとしながら再び寝ようとしたのですが
よくよく見てみると、今までとはちょっと様子が違います。

敷いてあるマットに歯を立てて、目をカッと大きく見開いたまま
四肢を伸ばして小刻みにプルプル震えていました。
初めてみる光景ではありましたが、【てんかん発作】だと思いました。

この発作を見て、「そう言えば…」と思ったことがありました。
2時間ほど留守番をさせて帰宅した後、どんな様子か見ようとしたところ
そばにあった長座布団に食らいついていたことがあったのです。
食らいつくのをやめさせようとしても、頑として口を閉じたまんま。

こういう光景を、2週間ほど前から2回くらい目にしていたのですが
その時は発作だという認識が、これっぽっちもありませんでした。
ですから、この発作のような状況をドクターにお話した上で
薬を処方してもらったわけではなかったのですが
この度、抗てんかん薬を処方されたことに、改めて納得したのでした。

高齢になってから発作を起こすようになるケースは珍しくないそうです。
頻繁に起こるようになれば、飲み薬も必要になるかもしれませんが
しばらくは座薬のみで様子を見ます。

最初は、慢性腎臓病が闘うべき(正確には上手くつき合う…のですが)
対象のひとつでしたが、認知症状が加わり、てんかん発作が加わり。
今は慢性腎臓病のことよりも、他の心配が大きくなってしまいました。

でも、これらの新たな心配事とも上手くつき合いながら
穏やかに過ごしていくことが、かりんのための最善なのだと思っています。

座薬

ほとんど鳴くことのなかったかりんが鳴き始めた頃
確かに、自分の意思や要求を伝えようとして鳴いていました。
しかし、今は、その頃とは明らかに違う鳴き方になっています。
ただただ…鳴いているのです。

夜鳴きも、ほぼ例外なく毎晩のことになりました。
母さんがどんなに声をかけても撫でても、その声は決して届くことなく
同じ調子の大きな鳴き声がずっと続きます。
酷い時には、3時間近くも鳴き続けました。

少し前、「夜鳴きが酷くなったら、無理せずに言ってください」と
かかりつけの病院の看護師さんに声をかけてもらっていました。
自分では、「まだまだ、心身共に余裕はある」と思っていたものの
やはり、限界点に達してしまう前に相談してみることにしました。

現状を話した結果処方されたのは、神経の興奮を抑制し
けいれん発作などの症状を抑える抗てんかん薬の座薬でした。
(「抗てんかん薬?」と思ったのですが、この続きはまた)

次の日、そろそろ寝ようかと思った頃に鳴き始めました。
大興奮しているかりんに恐る恐る投薬したところ、だんだん興奮が治まり
10分後くらいには、気持ち良さそうな眠りに落ちました。
そして、その夜は愚図るかりんに起こされることは一度もありませんでした。

夜中に起こされることなく寝たのは、はてさて…いつぶりでしょう。
かりん自身も、ぐっすり寝て身体を休めることができたと思います。

薬を使わずに済めば、それに越したことはないのでしょうが
そうも言っていられなくなりました。
これからは、この薬がかりんと母さんたちの助けになってくれそうです。

認知症も

引き続きご心配をおかけしているかりんの体調ですが
高度を少し上げたり下げたりしながらも、低空飛行で落ち着いています。
脱水症状はないものの、少ししか食べない状態が続いていたので
昨日は、病院で皮下補液をしてもらいました。
そのお陰で、昨日から今日にかけては比較的しっかりしています。

さて、今回、再び食べなくなってしまった時の様子を思い浮かべると
昨年の12月頃とは、少しばかり違っていることがありました。
普通、食べ物が目の前にあると鼻を近づけて匂いを嗅ぎますが
全く嗅ごうともせず、見事なまでに無反応なのです。

そんなふうなことを、ドクターにつらつらと話したところ
「食べ物だと認識していないのかもしれない」と言われました。
つまり、慢性腎臓病の症状でもある悪心による食欲不振ではなく
認知症の症状のひとつかもしれないのです。

しかし、ふとした瞬間、急に食べ始めることもあったりするので
それを逃さないようにするしかありません。
またしても、あの手この手を使いながらかりんの食事に臨んでいます。

認知症のばぁばは食べたことを忘れ、また食べようとする傾向にあります。
かりんも、それくらいがいいなぁ~。

高齢健診 -2020年-

毎年、春頃に受けることにしていたかりんの高齢健診。
ここ数か月、体調の変化に一喜一憂していたら、受診するのをすっかり忘れていました。

というわけで、昨日、今年の高齢健診をしてもらいました。
今回は、いつもの項目(体重・体脂肪・血圧測定、血液検査、レントゲン検査、超音波検査)に
尿検査と腎機能の検査が追加されました。

さて、「良いニュースと良くないニュースがあるけれど、どっちから話そうか?」
と尋ねられたなら、母さんは迷うことなく後者からにします。
でもね、今日は前者からお話しすることにします。

かりんの腎臓は萎縮が見られるものの、尿検査では尿中蛋白量はさほど多くなかったようで
このことが現在の体調維持に関わっているとのことでした。
腎臓の機能は、これまでと大きな変化はなく『ステージⅢ』のままです。
そして…ドキドキの後者です。
血液検査と超音波検査から、「クッシング症候群の可能性が高い」と言われました。
これは、副腎から出てくる副腎皮質ホルモンが出すぎてしまう病気で
確定診断には特殊な血液検査が必要なため、今週末、改めて検査することにしました。

慢性腎臓病とは、それなりに上手くつき合えていると胸を撫で下ろしたのですが
あろうことか、新たなる病気が見つかってしまいそうです。
でも、かりんも母さんも決してメゲませんよ。