今年も実家で迎えた元旦。
外は寒かったものの、比較的穏やかな天気でした。
暮れに、ばぁば一人ではできなかった場所を掃除して
ホッと一息ついたところで、散歩に出掛けました。
近くにありながら、今まで一度も行ったことがなかった
万葉の歌人が祀られた山の上の小さな祠です。
「座って!」という母さんの声など聴こえていないかりん。
それもそのはず、祠の裏手の道には雪が薄っすら。
そっちへ行きたくて、いてもたってもいられません。
祠の裏手を歩き、見晴らしの良い場所に着いた途端
突如として雪の上にへばりつきました。
お腹が冷たいだろうに、まるで雪の感触をじっくりと味わうかのように
しばらくこうやって伏せていたかりんなのでした。
向こうに見えるのは、この時期としては珍しい、穏やかな日本海。
この一年、こうあって欲しいという願いを象徴するかのような景色でした。
実家にて
6回目のお正月
かりんが母さんの実家で迎えるお正月も、気がつけばもう6回目。
このうち直近2回は、じぃじが自宅にいないお正月ですが
ばぁば、そして、妹家族はいつも一緒です。
今春、小学3年生になる甥っ子とかりんの関係は、概ね平和的なのですが
私たちの食事の時だけは、かりんを別室に隔離することで
余計な心配をすることなく穏便に過ごすことができています。
今回も、妹夫婦にマッサージをたんまりしてもらって
あまりの心地良さに、始終放心状態。
甥っ子は、まだ上手くできませんが
そのうちきっと…せがまれるようになるでしょう。
そして、上手にマッサージができるようになった時
かりんは、彼を一人前と認めるのかもしれません。
『丸まりんこ♪』にピッタリの場所を見つけたかりん。
その背後から、可愛いふたつの瞳が覗いておりました。
ゴロゴロ夏休み
お盆前の土日にかけて、2泊3日で母さんの実家へ帰りました。
予報では傘マークが並んでいたものの、それほどの雨にも見舞われず
相変わらずの蒸し暑い毎日でした。
夕方の散歩時も、気温があまり下がりません。
土手からの景色が、少し涼しそうに目に映るのとは裏腹に
汗びっしょりになりながら足を休めました。
結局、いつもより早めに散歩を切り上げたのでした。
義弟と甥っ子は、元気良く海水浴に出掛けたりしていましたが
日中、母さんたちは外に出掛ける勇気が出ず
家で昼寝をしたりしてゴロゴロと過ごしたのでした。
今回、かりんにとっての「初めて!」は
甥っ子が連れて帰ってきたカブトムシとのご対面。
普段見かける虫とは、大きさに格段の差があるせいか
恐る恐る…という感じで、完全に腰が引けておりました。
ブーンと大きな羽音を立てて、目の前で飛び立ったりしたら
そして、その後でかりんの背中にとまりでもしたら
虫恐怖症に拍車が掛かりそうでしたが
幸い、何のアクシデントもありませんでした。
さて、甥っ子とかりんは、その時々で少し離れてみたり、くっついてみたりと
適度な距離を保ちながら、概ね仲良く過ごすことができました。
しかし、会う回数を重ねても、妹夫婦に対する態度と甥っ子に対する態度は
明らかに一線を画しています。
その一線が消えるのはいつなのかしら?…などと思いつつ、見守る母さんです。
落ち着ける場所
この週末は、TVでのスポーツ観戦が大好きなばぁばと
実家で女子バレーの試合を観ました。
かりんも同じ部屋にいて、床にゴロンしていたのですが
大興奮しながら観ている母さんたちの声がうるさかったのか
いつの間にか、部屋からいなくなっておりました。
しばらくして、どこにいるのかとあちこちを捜してみたものの
いつもいそうな場所に、かりんの姿がありません。
外へ出られるはずもないし、狐につままれた気分でしたが
もう一度、家中の電気をつけて念入りに捜してみたら…。
いました!こんなところに。
立てかけてあった、ばぁばの敷きマットレスと壁との間の
ちょっとした隙間に入り込んでいました。
実は今回、いつもは持って帰るかりんのキャリー(バリケン)を
荷物になるからと、わざと持って帰らなかったのです。
すっかり慣れた実家とは言え、暗くて狭い落ち着ける場所は
どうやら必要だったみたいです。
勝ち負け
気がつくと、階段を上りきっている甥っ子の姿を見て
大慌てで後を追いかけるかりん。
アセアセ…。
もう一息!
いつもなら、かりんがとっとと先に上ってしまう階段ですが
甥っ子が一緒だと、勝手が違ってきます。
そう…負けちゃうことだってあるのです。
それでも、何だか楽しそうに見えるかりんの後姿です。